不動産賃貸物件探しのコツ
まず、不動産屋を訪れる時は身なりに気を使いましょう。
だらしない格好で訪れたら足元を見られそれなりの物件しか紹介されません。
希望のエリア、間取り、家賃の上下限、希望する設備(エレベーター、エアコン、ウオシュレット、宅配ボックス等)など不動産屋で聞き取りされる情報は予め自分で整理してから行った方が時間短縮になります。
どういう項目を聞き取りされるかはネット等で情報収集出来ますし、物件の検索もネットで出来ますので気になる物件を何件かピックアップしてから来店した方がスムーズです。
それと自分が気にいった物件が見つかっても大家の審査がありますのでこれをパスしないと部屋は借りれません。
審査される部分は下記の様な箇所です。
・家賃が年収に見合った物件か?
・仕事を短期間にコロコロ変わっていないか?
・ちゃんとした保証人が付けられるか?(年金生活者より安定収入が有る人が有利)
・近隣の住人とトラブルを起こしそうにない人物か?
・勤務先の企業は安定した所か?(零細より中小、中小より大企業)
・ゴミだし等、ルールを守ってきっちり行えそうな人物か?
来店時に簡単なアンケートの記入をお願いする店が多く、その時に勤務先の会社について、仕事内容等も聞き取りされますがこれは大家の審査がとても通らないと思われるお客さんについては物件を紹介する前にその旨伝えておいた方がお互いに時間の無駄にならないからです。
大家は空き部屋を作るとその部屋からは1円も収入が入らないので空き部屋が発生する期間を極力短くしたい訳ですが、家賃を滞納しそう、近隣とトラブルを起こしそう、ルールを守らないだらしない人物等を入居させると後々面倒な事になりますので書類のチェックは勿論不動産業へもきちんとした人物か見極めを求めます。
大家の審査は気にいった物件が見つかったら部屋の申込書を記入する事になりますのでその後1~2週間位みておきましょう。
保証人については保証会社を利用する手も有りますし、業者によっては保証人+保証会社を求めるところも有ります。
ネットで上がっている物件ですが、今日の午前中は空いていても午後に申し込みが入ったという事態も発生しますので物件は複数ピックアップしておく事をお勧めします。
有料の不動産雑誌も販売されていますが締め切りから客が目にするまでに結構時間が経っていますので問い合わせてもすでに申し込みが入って空いて無い事も多いのでこちらはお勧め出来ません。
それと不動産業者は希望家賃上限ギリギリかそれより少し高い物件を勧めてきます。
これは紹介手数料が1ヶ月とか0.5ヶ月とかですので、出来るだけ家賃の高い部屋を契約させた方が身入りが良いからです。
ですから希望家賃上限はこのあたりも頭に入れて設定しましょう。
家賃プラス管理費、自転車置き場使用料、ガレージ代が別途発生する物件と込み込みの場合等が有りますので総額が月に幾らまでかも明確にしておきましょう。
家賃は条件の良い物が高額になります。
駅近、築浅、高層階の部屋、設備の充実した物件等は当然家賃が高く、その逆は安くなるという事ですね。
極端に相場より安い物件は何か訳有りと疑ってかかった方が良いでしょう。
その部屋で自殺が有った等の可能性が有ります。
部屋の情報が記入されたシートに記入されている場合も有ります。
心理的瑕疵有りとかの記入です。(瑕疵とは欠陥を指します)
何も書かれていなければ不動産業者に格安の理由を確認しましょう。
ここを隠して契約すれば後から契約者が知った時にトラブルになりますので隠す事はまず有りません。
後、ペット飼育可の物件は少ないのでペットを飼いたいので有ればその他の条件はだいぶ諦めるつもりで探して下さい。
有っても小型の犬か猫を1匹までが多いです。
部屋を痛めたり汚したり泣き声がうるさい等トラブルの原因となる可能性が大きいので家賃が高い、敷金等初期費用が高くなる場合も有ります。
大家がペット好きで理解が有る人だと相談で2匹まで飼育を認めてくれる場合も有りますし、都会では屋上にドッグラン付という物件も有ります。
費用としては家賃だけでなく敷金、礼金等、初期費用が発生しますので希望家賃上限だけでなく初期費用も幾らまでなら出せるかも決めておきましょう。
現代では情報がネットで拾えますので事前に良く調べてから来店された方がお互いに時間の節約になりますしスムーズに事が運ぶと思います。
条件は付ければ付けるだけ該当物件数は減りますので、最低限譲れない物だけに絞って検索した方が良いですね。