両リーグ新人王予想
新人王は誰の手に?
新人王の予想をしてみようと思いますが、その前に新人王の受賞資格を確認しておきます。
・海外のプロ野球リーグに参加した経験がない(外国人枠の選手であるかは問わない)
・初めて支配下登録されてから5年以内の選手
・前年までの1軍での出場が30イニング以内の投手、前年までの1軍での出場が60打席以内の野手
※海外のプロ野球リーグに参加した経験がある選手でも、ドラフト経由の選手、育成選手上がりということで特別に資格を与えられた選手もいる。
セ・リーグ新人王予想
大昔は一年目の選手しか受賞出来なかったのですが、高卒で一年目から一軍で活躍出来る選手が少なくなり規定が変わった様に記憶しています。
先にセ・リーグから予想します。
有資格者の中から候補に上がりそうな選手というと阪神タイガースの高山外野手、横浜ベイスターズの今永投手、戸柱捕手位ですかね。
今永(横浜) 22試合登板、8勝9敗、防御率2.93、投球回135.1
戸柱(横浜) 124試合出場、393打席、367打数、83安打、打率.226、本塁打2、
打点23、盗塁0、失策10
高山(阪神) 134試合出場、530打席、494打数、136安打、打率.275、本塁打8
打点65、盗塁5、失策6
戸柱選手は捕手なので打撃だけでなくリード、盗塁阻止率等も加味
しなければならないと思いますが、盗塁阻止率は芳しくないですね。
盗塁阻止率(捕手) |
|||
1 | 小林 誠司 | (巨) | .356 |
2 | 石原 慶幸 | (広) | .333 |
3 | 杉山 翔大 | (中) | .327 |
4 | 中村 悠平 | (ヤ) | .265 |
5 | 會澤 翼 | (広) | .250 |
6 | 原口 文仁 | (神) | .233 |
7 | 戸柱 恭孝 | (デ) | .200 |
総合的に考えて、今永、高山の一騎打ちになると思います。
投手と野手の比較は難しい面が有りますが、高山選手は規定打席に到達し2割7分台と結構良い打率を残しているが外野手で6失策も結構多い。(外野手としては124試合出場)
今永投手は規定投球回数に届いていないが防御率2点台で勝ち星も8勝とまずまずの成績を残しているが不調でローテーションを外れた時期が有り1年間コンスタントには働いていない。
新人王は投手が獲得することが多い。
直近20年間のデーターを見ると投手13人、内野手3人、外野手4人と投手の受賞率が65%と圧倒的に高い。
パ・リーグは2000年が受賞者無しの為1995年までカウントした。
その結果直近20年の受賞は、投手17人、内野手2人、外野手1人で投手の受賞率は85%とセ・リーグ以上に偏りが見られた。
しかも1999年の松坂以来16年連続投手が受賞している。(2000年は該当者無し)
DH制なのでチャンスで投手に打席が回って交替させられる事がないからなのか?
ここまで偏っていると何か理由が有るのだろう。
本題から脱線しましたが(笑)セ・リーグの今年の新人王は高山が獲得すると私は予想します。
規定打席に到達し2割7分5厘の好打率を残した所を評価しました。
年度 | 選 手 | チーム | 守 備 | 成 績 | |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 山崎 康晃 | DeNA | 投 手 | 防御率1.92 | 2勝4敗37S |
2014 | 大瀬良大地 | 広 島 | 投 手 | 防御率4.05 | 10勝8敗 |
2013 | 小川 泰弘 | ヤクルト | 投 手 | 防御率2.93 | 16勝4敗 |
2012 | 野村 祐輔 | 広 島 | 投 手 | 防御率1.98 | 9勝11敗 |
2011 | 沢村 拓一 | 巨 人 | 投 手 | 防御率2.03 | 11勝11敗 |
2010 | 長野 久義 | 巨 人 | 外野手 | 打率.288 | 19本塁打 |
2009 | 松本 哲也(3) | 巨 人 | 外野手 | 打率.293 | 16盗塁 |
2008 | 山口 鉄也(3) | 巨 人 | 投 手 | 防御率2.32 | 11勝2敗 |
2007 | 上園 啓史 | 阪 神 | 投 手 | 防御率2.42 | 8勝5敗 |
2006 | 梵 英心 | 広 島 | 内野手 | 打率.289 | 8本塁打 |
2005 | 青木 宣親(2) | ヤクルト | 外野手 | 打率.344 | 3本塁打 |
2004 | 川島 亮 | ヤクルト | 投 手 | 防御率3.17 | 10勝4敗 |
2003 | 木佐貫 洋 | 巨 人 | 投 手 | 防御率3.34 | 10勝7敗 |
2002 | 石川 雅規 | ヤクルト | 投 手 | 防御率3.33 | 12勝9敗 |
2001 | 赤星 憲広 | 阪 神 | 外野手 | 打率.292 | 1本塁打 |
2000 | 金城 龍彦(2) | 横 浜 | 内野手 | 打率.346 | 3本塁打 |
1999 | 上原 浩治 | 巨 人 | 投 手 | 防御率2.09 | 20勝4敗 |
1998 | 川上 憲伸 | 中 日 | 投 手 | 防御率2.57 | 14勝6敗 |
1997 | 沢崎 俊和 | 広 島 | 投 手 | 防御率3.74 | 12勝8敗 |
1996 | 仁志 敏久 | 巨 人 | 内野手 | 打率.270 | 7本塁打 |
年度 | 選 手 | チーム | 守 備 | 成 績 | |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 有原 航平 | 日本ハム | 投 手 | 防御率4.79 | 8勝6敗 |
2014 | 石川 歩 | ロッテ | 投 手 | 防御率3.43 | 10勝8敗 |
2013 | 則本 昂大 | 楽 天 | 投 手 | 防御率3.34 | 15勝8敗 |
2012 | 益田 直也 | ロッテ | 投 手 | 防御率1.67 | 2勝2敗43HP |
2011 | 牧田 和久 | 西 武 | 投 手 | 防御率2.61 | 5勝7敗22S |
2010 | 榊原 諒(2) | 日本ハム | 投 手 | 防御率2.63 | 10勝1敗 |
2009 | 摂津 正 | ソフトバンク | 投 手 | 防御率1.47 | 5勝2敗 |
2008 | 小松 聖(2) | オリックス | 投 手 | 防御率2.51 | 15勝3敗 |
2007 | 田中 将大 | 楽 天 | 投 手 | 防御率3.82 | 11勝7敗 |
2006 | 八木 智哉 | 日本ハム | 投 手 | 防御率2.48 | 12勝8敗 |
2005 | 久保 康友 | ロッテ | 投 手 | 防御率3.40 | 10勝3敗 |
2004 | 三瀬 幸司 | ダイエー | 投 手 | 防御率3.06 | 4勝3敗28S |
2003 | 和田 毅 | ダイエー | 投 手 | 防御率3.38 | 14勝5敗 |
2002 | 正田 樹(3) | 日本ハム | 投 手 | 防御率3.45 | 9勝11敗 |
2001 | 大久保勝信 | オリックス | 投 手 | 防御率2.68 | 7勝5敗 |
2000 | 該当者なし | ||||
1999 | 松坂 大輔 | 西 武 | 投 手 | 防御率2.60 | 16勝5敗 |
1998 | 小関 竜也(4) | 西 武 | 外野手 | 打率.283 | 3本塁打 |
1997 | 小坂 誠 | ロッテ | 内野手 | 打率.261 | 1本塁打 |
1996 | 金子 誠(3) | 日本ハム | 内野手 | 打率.261 | 4本塁打 |
1995 | 平井 正史(2) | オリックス | 投 手 | 防御率2.32 | 15勝5敗27S |
パ・リーグ新人王予想
候補として上がってくるのは楽天の茂木内野手と日ハムの高梨投手、この二人の一騎打ちになると思います。
千葉ロッテの二木投手が前半戦は活躍していましたが後半戦に失速し7勝9敗、防御率5.34ですので候補からは除外しました。
茂木(楽天) 117試合出場、481打席、424打数、118安打、打率.278、本塁打7
打点40、盗塁11、失策19
高梨(日ハム) 37試合登板、10勝2敗、防御率2.38、投球回109.2
茂木が1年目、高梨が3年目ですが、こちらもセ・リーグ同様投手と野手の比較なので難しいですね。
茂木は規定打席到達しているが高梨は規定投球回に到達していない。
しかし、高梨はリリーフからチーム事情で先発に回っていますし10勝と防御率2点台前半ですので立派な成績です。
ルーキーながらショートを守り規定打席に到達し.278の打率を残した茂木にもかなり票が集まるとは思いますが先発、中継ぎでリーグ優勝、日本一に貢献した高梨が獲得すると私は予想します。
私の予想が当たると17年連続投手の受賞になりますね(笑)
皆さんの予想はどうですか?
パ・リーグの野手の新人王は1998年の小関以来受賞していないのだから有る意味凄いですね。